2008-11-04から1日間の記事一覧

あなたがいれば〜第三章〜

青年と土佐犬が怪訝にこちらを伺っている。 気づいたら一人と一匹の絡みが始まってから、ちらほらいた人がいなくなっていた。埴輪子は気まずさを感じ、口を開いた。 「こんにちは、か…かわいいワンちゃんですね。」 私の声を聞くと、青年は笑顔を見せた。 「…